KILCについて
特定非営利活動法人
神奈川県障害者自立生活支援センター
(かながわけんしょうがいしゃじりつせいかつしえんせんたー)
Kanagawa
Independent
Living
Center
《障害当事者団体として 真の「共生社会」を目指します》
神奈川県障害者自立生活支援センター(KILC)はピア・カウンセリング、情報提供、介助者の養成などを行い、障害当事者の立場から自立生活を総合的に支援します。
併せて、人権擁護や虐待防止、障害者施策の研究・提言などを通して障害者自身の視点から行い、真の「共生の社会」を目指します。
KILC設立から現在まで
1982年 | 日米障害者セミナー開催 |
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1983年 | 神奈川県障害者自立セミナー開催(以後5年間にわたり県内各地で開催) |
1988年 | 神奈川県障害者運動団体連絡会発足 |
1990年 | 県「重度障害者自立問題研究会」設置 |
1994年 | 県「障害者の地域生活支援に関する研究会」設置 |
1996年 | 同研究会は、自立生活センター(仮)設置を必要とする内容の報告書を県に提出 |
1997年 | 神奈川県障害者自立生活支援センター(KILC)開設 |
2002年 | 特定非営利活動法人(NPO法人)の認証取得 |
2003年 | 平塚事務所「ILひらつか」開設(現就労継続支援B型キルクももはま) |
2005年 | 足柄事務所「あしがら自立生活センター」開設 神奈川県民功労賞を受賞 |
2008年 | 足柄事務所を移転、後に平塚事務所と統合。 |
2010年 | 指定相談支援事業所「あつぎ自立生活センター」開設 |
2011年 | 福祉作業所「ひのきの家」加盟(現地域活動支援センターこぶし) |
2013年 | 「神奈川県障害者権利擁護センター」事業を県より受託 生活介護「あつぎみなみデイサービスキルク」開設 |
2018年 | あつぎみなみデイサービスキルク、別会社として独立 |
1. 各事業所の事業内容
① ヒューマンネットワーク湘南(重度訪問介護派遣事業)
障害者の自立生活に不可欠なホームヘルプサービスが十分でない地域で暮らす全身性障害者に対し、訪問介助員による日常生活支援を実施しています。
② キルクももはま(就労継続支援B型事業)
受託作業・施設外就労(農作業・パン販売・競輪売店等)自主製品製作など生産活動の機会を提供しながら、求職活動の支援や就労相談に応じます。
③ 地域活動支援センターこぶし(地域活動支援事業)
受注作業や自主製作製品の販売を通して、障害者の自立と社会生活の充実を目的として、日中活動の場を提供しています。
2. ピア・カウンセリング等相談事業
① ピア・カウンセラー相談事業
障害当事者スタッフであるピア・カウンセラーが、仲間として、先輩として、経験から得られる生きた情報を提供することで、自立生活を営む上で不可欠な知識を障害者自身が習得することを支援しています。
(例)
- 電動車いすで電車を利用するときにはどうすればよいか
- 一人暮らしをするためのアパートをどのようにしたら探しやすいか
- 他機関や各制度の紹介等
② オンブズマン活動
施設に入所されている方々の権利擁護事業として、定期的に訪問し話しを伺います。
npo a-net事務局:特定非営利活動法人あつぎ福祉ネットワーク
3. 研修・啓発普及事業
① 重度訪問介護従業者養成研修の実施
居宅介護従事者養成研修事業の充実を図るため、日常生活支援介助等に必要な知識・技能を有する介助者を養成する研修を通年開催しています。
② 障害者理解促進講座の開催
障害の理解や障害者への対応方法等について、障害当事者が企業等に出向き、分かりやすく解説する出張講座を開催しています。
③ ICT利活用事業
かながわ障害者IT支援ネットワークを通じて、障害のある人に便利な機器の紹介や相談支援を実施するほか、パソコン教室の開催など地域の活動を行っています。
④ キルク通信の発行
年3回、機関誌を発行し、当法人の運営や事業の広報を行うとともに、障害者の自立のための情報等を発信しています。
4. 神奈川県障害者権利擁護センター運営事業
「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく、県域の障害者虐待防止センターを神奈川県から受託し、主に使用者虐待の通報を受ける窓口として「神奈川県障害者権利擁護センター」を運営しています。
5. 情報の収集・調査及び提供事業
障害者の自立生活を支援するため、福祉関係者や専門機関等と連携をしながら、自立生活に関わる情報提供や調査活動を実施しています。
また、バリアフリー社会の実現に向けて県内各地域を障害当事者が自ら調査・点検・研究を行い、その成果を行政や関係機関に提言し、施策の策定に関わっています。